レーシックが近視手術の主流になり一括照射型レーザーが進化することで波面レーザーが誕生しました。レーシックに用いる最新式レーザー装置の多くはフライング・スポットレーザーと言い小さな点を重ねることで角膜面を整形してゆきます。また点を重ねることでひとりひとり違う角膜面に合わせて処理することが可能となりより正確な矯正が可能となりました。レーシックと違い不正乱視や高次収差にも対応しており今までのレーザー処理面とは比較できないほどクオリティーの高い術後結果を導き出すことを可能にしました。但しこれはあくまでも理論値であることは言うまでもありません。導入初期には様々な誤解や中傷もあり現在でも間違った伝わり方をしている場合があります。波面レーザーを用いたからと言って視力が3.0になったり5.0になったりするわけではありません。人の見る能力はその人の視細胞により決定されます。如何に優れたレーザー装置を用いたとしても視細胞レベルで実現不可能な超視力など所詮はアニメ世界のお伽話に過ぎません。眼鏡やコンタクトでもっとも良く見える値を矯正視力と言います。どんなに優れたレーザー治療であってもその矯正視力以上に向上することは医学的に有り得ません。結論から言えば「非対称性乱視(不正乱視)」がないのであれば通常のレーシックがベストチョイスです。医師でもこの辺りを理解できておらずどのような角膜面でもウエーブフロント照射をする輩も居ると聞きます。似非情報に振り回されることのないようにしたいものです。因みにレーシックの経験豊かな医師の場合にはウエーブフロント適応は数%だとのデータがあります。