レーシックよりも古い近視手術
レーシックよりの古い手術方式RKは近視手術の中でもっとも古い術式です。レーシックではレーザーを用いますが、RKはダイアモンドメスで角膜に切れ込みを入れ、角膜のカーブを変え正しく光が網膜に結像するようにする手術ですレーシックよりも遥かに歴史の古いRKは戦時下軍部の要請で研究が続けられていました。それは眼鏡を使用する兵士の便宜を図るための措置と考えられています。順天堂大学の佐藤先生が術式を確立し多くの兵士に施術することになりました。しかし当時手術器具や検査機器も充分でなかったことや角膜の表だけではなく裏側からも切れ込みを入れたことで様々な術後性の病気が発症しわが国でも視力回復手術は医学会のタブーとして忘れ去られることになりました。時を経てロシアのFyodoro博士が角膜の表側に限って切れ込みを入れるロシア式RK手術を確立しました。その後西側の医師たちにも広められたRKはアメリカ式RKとして確立されわが国にも逆輸入され多くの手術実績をあげるようになりました。ところがRKは後に発展するレーシックとは違い執刀医の技術力が手術の成否を握っていました。そのためごく一部の医療機関での成功よりも多くの技術力のない医師による不適切な執刀により多くの視力障害者を生む結果となりました。RKは佐藤先生の開発した当時と同じように、不幸な結末のまま、医学会からは消え去ったのです。現在でも稀にRKやミニRKを行う医療機関があると聴きますがレーシックの安全性から比べれば格段の開きがあることは、言うまでもありません。